ルノーのフェルナンド・アロンソは、前戦ドイツGPのマシンには表彰台に上れるだけの速さがあったと確信しており、6年前にF1初優勝を挙げたハンガリーの地で2009年初の表彰台を狙おうと意気込んでいる。

 ニュルブルクリンクの予選Q2で不安定なコンディションの中スピンを喫して12番手に沈み、レースの前半にはトラフィックにおさえられたものの、後半になって前が開けると、アロンソは驚くべき速さを発揮した。
「僕らは間違いなく前進した」とアロンソは言う。
「最新のアップデートによって、かなり競争力が上がったと思う。ウエットの予選で失敗したのが悔やまれるよ。12番グリッドに沈んでしまい、決勝前半にはマシンの真の速さを見せることができなかった」
「でも前が開けると、マシンは本当に速くなり、残り11周のところでファステストラップを記録した。それから考えて、僕らには表彰台に上れるだけの力があったと思う。“こうなったかも”と後から言うのは簡単なことではあるけれど、たった2ポイントしか取れなかったのは残念だった」

 今季これまで、ルノーのマシンには大きな改善の兆しは見えてこなかったが、アロンソはついにコンペティティブなマシンを手に入れたようにも思える。追い抜きの難しいハンガロリンクで、予選をうまく戦い、決勝で上位を狙いたいとアロンソは考えている。
「2003年の優勝の思い出は特別なものだ」とアロンソ。
「それはルノーにとってもF1復帰後初の優勝だったので、チーム全員が大きなモチベーションと自信を得た。ブダペストは美しい街だし、人々はフレンドリーで、夏休みが近いとあってパドックにはリラックスした雰囲気が漂っている。あそこを訪れるのはいつも本当に楽しいよ」
「シーズン中最も低速なコースのひとつで、常にコーナーを走っているような感じだ。精神的にも肉体的にもとてもチャレンジングで、特に気温の高さが辛いね。低速コーナーが多いため、フロントエンドを安定させることが重要だ。アンダーステアだと、かなりのロスにつながる。優れたトラクションとメカニカルグリップ、そして低速コーナーからの立ち上がりで素早く加速できることが大事だよ」
「ここはドライバーにとってとても要求の高いサーキットだ。短いラップの中にたくさんのコーナーが詰まっているんだ。ダウンフォースレベルは高く、かなりアグレッシブな走りをするし、高速寄りのコーナーでの肉体的な負荷は高い。ターン8から11のセクションは正確さが物をいい、次のコーナーを見越してうまく走らなければならない。コーナーからコーナーへといいリズムで走る必要があり、流れの中ですばやく、スムーズに走れるよう、安定したマシンバランスを確立し、自信を持って走れる状態でなければならない」
「コースは週末の初めはいつもとてもグリーンでダスティだが、セッションごとにラバーが乗って、グリップが向上していく。オーバーテイクはとても難しい。メインストレートの終わりの1コーナーは最大のブレーキングゾーンであり、このコースで唯一(オーバーテイクの)チャンスがある場所だ。トップ10のグリッドからレースをいい形でスタートできるように、予選で自分たちのパフォーマンスを最大限に発揮することが重要だね」

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