2度のF1チャンピオンを獲得したフェルナンド・アロンソは、2009シーズンはF1にとってひどい年だとし、FIAとFOTAとの論争やくだらないレギュレーション変更に憤慨している彼は、おそらくはF1史上最悪のシーズンではないかと主張している。

 最終的には和解の目処が立ち、新たなコンコルド協定の締結が加地かとなったものの、アロンソはFIAとFOTAとの争いがここまで長引く前に手を打つべきだったと主張している。さらに、規則の変更に関して、割高な上に失敗に終わったKERSを『今年一番の過ち』と言い、また、“ダブルディフューザー”の解釈に曖昧な部分が残っていたこと、オーバーテイクのチャンスを増やすために導入されたフロントウイングなどにも問題があるとしている。

「政治と争いのせいで、ここ何年もの間で一番ひどいF1だ。もしかすると歴史上一番ひどいかもしれない」とイギリスのインディペンダント紙にアロンソは語っている。「できるだけ早く解決法を見つけないと。この6カ月はF1にとって非常に悪い時だった」。
「一般の人たちは、なぜフェラーリが勝てないのか理解できない。彼らにはKERSやディフューザーのことなんてわからないよ。それよりも、毎週のようにいくつかのプレスリリースがFIAとFOTAから出され、みんなそっちの方が気になるんだ。これは僕たちが理想としているF1じゃないね」

「スリックタイヤはいいと思う。これまで使ってきたものに近いからレーシングタイヤとして扱いやすい。グルーブドタイヤはそうはいかなかった。でも、その他のレギュレーションはいいとは言えない。KERSは経済状況が悪い時に導入され、チームは大金を使ってもものにできなかった。そしてエアロダイナミックス……。マシンがかっこよく見えないよね」
「(フロントウイングの調整機構は)ここまでの9レースで使ってこなかった。利用価値がないんだ。KERSと空力、今年は機能していないレギュレーションがふたつもある。(ディフューザーは)トヨタ、ウィリアムズ、ブラウンには有用だったし、今ではみんなが使っているから言い訳はできないが、昨年マシンを設計するとき、我々はレギュレーションに従った。別のチームは違う解釈に従ってマシンを造った。結果的に我々は違う方にいたことになる」

 また政治的問題に関して、アロンソはもっと率直だ。初期にFOTAへの支持を表明したのも彼だったし、シリーズが分裂した際にはマニュファクチャラーとともにすることを明らかにしていた。
「7月になってもまだ答が見つかっていないんだ。これは間違っている。ベストなF1となるためルールの継続性が欲しい。そして観客へいいショーを見せたい。政治的な争いはF1をダメにする」

「僕の意見としてはチーム、FOTAは精一杯やっている。彼らはコストを削減に務めている。それと同時に世界最高峰のレースを最高の技術とベストなチームで戦いたいとも思っている。チームにはざっと1000人くらいいるとして(FOTAの)8チームには8000人ほどがいることになる。チームはその人たちの生活も守らないといけない。
 FIAは一歩退く時が来た。ドライバーはチームと契約があり、サポートを受けているから、FOTA側に着く。大企業の関わらないF1なんてF1ではない。我々みんなが一歩後退しないといけない。今の経済とこの争いの状況から様々なことを学ばないといけない。来年はよいF1になっているかもしれない、よいレース、いっぱいのグランドスタンド、そして安いチケットも可能かもしれない」

「FIAはころころ変わるルールを好きなように作るべきではない。継続性が必要なんだ。コストを抑える必要はあるけど、世界最高峰のF1だということを忘れずに一歩一歩進めていかないといけない。60年の歴史を終わらせてしまうわけにはいかないんだ」

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