IZODインディカー・シリーズは、次戦トロント戦を含む今季のロード&ストリートの5戦で、オーバーテイクを促進させる“プッシュ・トゥ・パス”システムを導入すると明らかにした。
シリーズのテクニカルディレクターを務めるウィル・フィリップスによれば、かつて2009年にこのシステムが導入された際と同様のシステムが使用されるという。
「過去に使用されたシステムと同様のものになるだろう。過去のものもしっかりと動いていたからね」とフィリップス。
エクストラのブースト圧の量と、その時間についてはシリーズによって決められ、コースによって異なることになるという。また、リチャージする時間、アクティベーションの時間についてもシリーズが決める予定で、システムを組み合わせるためにエンジンメーカーは調整を行うことができるという。
プッシュ・トゥ・パスを導入する例として、システムが採用されるときターボの基本ブーストレベルは150kPaに下げられ、プッシュ・トゥ・パスを使用した場合は160kPaに増加することになるされている。
チームはトロント戦のレースウイークエンドの間に、プッシュ・トゥ・パスをテストする機会を与えられる。