IZODインディカー・シリーズ第12戦がニューハンプシャー州で開催。シリーズランキングトップのダリオ・フランキッティ(チップ・ガナッシ)がポールを獲得。佐藤琢磨(KVレーシング/ロータス)は、8番手から決勝レースに挑む。
1998年以来久々の開催となるニューハンプシャー・モータースピードウェイでのインディカー・レース。1.058マイルのオーバルで行われた予選でポールポジションを獲得したのはフランキッティだった。
ポイントリードを先週のミドオハイオ戦で大きく広げたばかりのフランキッティは、今日またポール獲得によって1点を加算し、ポイント2位のウィル・パワー(チーム・ペンスキー)との差を63点へと広げた。今シーズン2回目、キャリア26回目のポールだ。フランキッティはインディカー・シリーズでのポール獲得回数でポール・トレイシーを抜き、歴代9位にランクされることとなった。
ニューハンプシャーではニューマン・ハース・レーシングのマシンが良い仕上がりで、オリオール・セルビアが今シーズンベストとなる予選2番手、ルーキーのジェイムス・ヒンチクリフも予選4番手という上位グリッドを確保することに成功した。
予選3番手はトニー・カナーン(KVレーシング/ロータス)が獲得。チームメイトの琢磨はカナーンより後ろのアタック順であったことから、さらに上位のグリッド獲得も期待されたが、予選直前のプラクティスより高まっていた路面のグリップにマシンセッティングがマッチせず、予選結果は8番手となった。もうひとりのチームメイト、EJ.ビソは予選17番手だった。
フランキッティは27台エントリー中の20番目のアタッカーだった。今日の涼しいコンディションでは、アタック順は後ろであればあるほど有利だったようだ。カナーンは3番手、琢磨は10番手とタイムを出しにくい順番だった。
フランキッティは計測2周を43秒1976で走り切る。平均時速は出場全車の中で唯一170マイル台に乗る170.843マイルだった。そして、彼の2周目=21秒5968は、平均時速がIZODインディカー・シリーズのレコードとなった。
「アタック1周目のターン1には、今週初めてアクセル全開で飛び込んだ。タイヤがグリップしてくれるか不安はあった。実際にマシンは滑り始めたが、何とかグリップを保ってくれた。ターン3側も全開で走れたよ」とフランキッティは笑顔で語った。
新たにカレンダーに加わったコースでのポール獲得は、順応性やエンジニアリング能力の高さを証明するものであることと、ボーナスを1点獲得したことが彼を喜ばせていたのだ。
琢磨は予選後、「先に走ったトニーに路面コンディションが良くなっていると聞き、アタックを楽しみにしていたのですが、抵抗が大きかったのか考えていたよりもスピードを出せず残念でした」と語っていた。
今回のレースには27台がエントリーしていたが、インディ500以来の参戦を行なう予定だった女性ルーキーのピッパ・マン(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、予選直前のプラクティスでクラッシュし、体に大きなインパクトを受けた。インディカーは、そのような状況ではレース出場を許さないため、彼らはエントリーを取り下げることとなった。
