ベライゾン・インディカー・シリーズ第5戦にスケジュールされた第98回インディアナポリス500マイルレース。16日は、11日から行われたプラクティスの最終日となるファストフライデーが行われ、昨年ポールポジションを獲得したエド・カーペンター(ECレーシング)が230.522mph(39秒0418)をたたき出しトップ。佐藤琢磨(AJフォイト)は、15番手だった。

 予選前の最後の6時間プラクティスとなるファストフライデーだったが、インディアナポリス・モータースピードウェイは朝から雨に見舞われた。マーシャルの努力により14時50分より走行が開始され、ジェームズ・ヒンチクリフ(アンドレッティ・オートスポート)が最初にコースイン。

 今年もファストフライデーから予選を含めた3日間だけ予選用のターボブーストが採用され各車スピードアップしたが、15時8分に再び降り出した雨により中断。16時20分にセッション中止が決定した。

 短い走行時間の中で26台が走行し、昨年ポールポジションを獲得したカーペンターがひとり230mphオーバーの230.522mph(39秒0418)をマーク。プラクティスでの230mph台は2003年のポールデーの朝にスコット・ディクソンがマークして以来のものだ。

「いい感じだったよ。今年のマシンは明らかにスピードアップしているね。ポールポジションは天候次第じゃないかな。今日は230を記録した。これはクリーントラック上では出せないだろうね。でも、暖かくなって大気が薄くなれば、232か233くらいの230mph台は可能だと思うよ」とカーペンター。

 2番手は好調をキープするエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)で229.843mph。3番手はホンダ勢トップとなるマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)。4番手は、エド・カーペンター・レーシングから参戦のJR.ヒルデブランド。5番手は、ジョセフ・ニューガーデン(サラ・フィッシャー・ハートマン)。

 2006年にインディ500初挑戦で2位に入り、2008、2009年にも3位を獲得しているマルコ・アンドレッティは、「ホンダは今年ロード・ストリートコースで素晴らしい仕事をここまでしてきた。僕たちはがどれだけ強いかは分からないよ。でも今年は自分のルーキーイヤーに似ているんだ。未知の部分に挑戦できると思うよ」とコメント。

 佐藤琢磨は、5周を走行し227.411mphで15番手だった。

「これまでのインディ500の中で最短の日でしたね。昨晩予選に向けて新しいエンジンを導入しました。予選シミュレーションのために準備して、インスタレーションラップとバランスをチェックするための走行を終えたら、雨でイエローになってしまいました」

「走り続けることができなかったのは残念ですが、僕たちはよい感触を得ています。明日の予選を楽しみにしていますよ」とコメントしている。

 17日は午前8時から10時までにプラクティス走行が行われ、11時より予選が開始される。

本日のレースクイーン

伊達望だてのぞみ
2025年 / スーパー耐久
クイーンズエンジェルス
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年1月号 No.1615

    ネクスト・フォーミュラ 2026
    F1からカートまで
    “次世代シングルシーター”に胸騒ぎ

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円