ウイリアムズはヘレスでの4日間にわたるテストにおいて、さまざまなトラブルに見舞われたものの、新ドライバーのルーベンス・バリチェロは、マシンには好感触を感じたという。

 初日10日は、ニコ・ヒュルケンベルグがウエットコンディションの下、FW32をドライブ、セッティング、システムチェック、レーススタートの練習などを行い、118周を周回し、10人中3番手となる1分22秒243のタイムをマークした。
 11日はドライコンディションとなったものの、ヒュルケンベルグのマシンは、ハイドロリックシステムとドライブシャフトのトラブルに見舞われ、午前中のセッションのほとんどをロスすることになった。この日、67周を走行した彼は、1分20秒629で4番手となっている。

 テスト3日目、ドライバーはルーベンス・バリチェロに交代した。朝11時からウエットコンディションとなり、テストプログラムは制限されることになったが、バリチェロは120周を走行、1分23秒217で8番手となった。

 最終日の13日は最初は雨、後にコースは乾いていき、バリチェロは貴重なドライの走行時間を使ってFW32のセッティング作業を続けた。90周を走行したバリチェロは、1分20秒341で3番手に立ったが、ギヤボックストラブルのために午後4時には走行を終えることとなった。
「あいにく、ギヤボックストラブルのために走行を切り上げることになった」とテクニカルディレクターのサム・マイケルは説明している。
「しかしこのパーツはかなりの時間使用したものであり、寿命がきたものと理解している。今回のテストは非常に有意義だった。かなりの距離を走りこみ、信頼性の問題を明らかにすることができ、セッティングを進めることができた」

「今日はセッティングの作業に集中し、90周を走りこんだが、トラブルが出てしまった」とバリチェロ。
「これについてはチームが今調査を行っている。この2日、マシンのパフォーマンスはよく、さらに進歩するための興味深い点をいくつか発見した。マシンのフィーリングがよかったので、最後にパフォーマンスランをしたいと思っていたのだが、残念ながら(トラブルのために)テストは切り上げられた。パフォーマンス向上のためにまだやるべきことは多いけれど、今の段階での成果には満足している」

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