ウイリアムズF1チームは、11日、スージー・ウォルフが開発ドライバーとしてチームに加入することを発表した。
スコットランド出身のスージー・ウォルフは、カート、ジュニアシングルシーターを経て、DTMにステップアップした。今年彼女はDTMでの7年目のシーズンを迎える。彼女はこれまでスージー・ストッダートとしてレース活動をしてきたが、ウイリアムズの株主トト・ウォルフと結婚し、今季DTMにはスージー・ウォルフとして参戦する。
チームプリンシパルのフランク・ウイリアムズは次のようにコメントした。
「スージーは才能あるドライバーであり、プロのレーシングドライバーとして成功を収め、世界で最も熾烈なレーシングシリーズのひとつに参戦している」
「彼女はウイリアムズに開発ドライバーとして加入し、我々のシミュレーターの開発および他の技術上のチャレンジにおいて我々のサポートをする。またスージーはFW34の空力テストを行い、今後数カ月のうちにはフルトラックテストも行う。スージーは何戦かグランプリにも出席する」
「彼女はウイリアムズのディレクターであるトト・ウォルフの妻であるため、トトが関与しない形で彼女の起用は慎重に検討され、役員会の承認を得た」
「コース上とそれ以外の両方にかかわるこのチャンスをくれたサー・フランクに感謝しています」とスージーは述べている。
「ウイリアムズとの新しい経験を得ることを応援してくれたメルセデス・ベンツAMGとHWAにも感謝します。F1はすべてのレーシングドライバーにとって究極のチャレンジです。私はDTMのレースで培ってきたスキルを利用し、自分のスキルをさらに向上させるチャンスを得ることができます。そのお返しに、異なるカテゴリーから得た技術的な見識や経験を提供し、チームとパートナーの仕事のサポートをするつもりです」
「また、女性がモータースポーツ最高峰において大きな役割を果たせるということを証明したいとも思っています。教育および交通安全の分野の社会的責任のあるプログラムにおいてチームと密接に働くつもりです」