ウイリアムズF1チームは6日、イタリアのアルコール飲料ブランド『マルティーニ』とのタイトルスポンサーシップを正式発表した。
名門ウイリアムズが真の復活を果たす時が来た。6日、チームはマルティーニのタイトルスポンサー就任を発表し、モータースポーツ界伝統の“マルティーニ・ストライプ”に彩られた2014年型マシンFW36のイメージを公開した。
今回の契約は複数年におよぶもので、これにより今シーズンのウイリアムズは『ウイリアムズ・マルティーニ・レーシング』の名称で活動することになる。
「マルティーニをウイリアムズファミリーに迎え入れ、正式にウイリアムズ・マルティーニ・レーシングを発表することができ、非常に興奮している」と、チームプリンシパルのサー・フランク・ウイリアムズは語っている。
「我々2つのブランドが持つ価値とレースに対する情熱の共有がこのパートナーシップを自然に築き上げた。マルティーニ・レーシングの特徴的なストライプがウイリアムズと共に再びF1に戻るのはすばらしい光景と言えるだろう」
マルティーニは、1970年代からマルティーニ・レーシングとしてモータースポーツ界で積極的にブランドを展開。ル・マン24時間のポルシェ、WRCのランチア等に代表される圧倒的な強さと鮮やかなカラーリングは、当時のモータースポーツファンの憧れで、F1でもブラバムやロータスとタッグを組んでいる。
彼らは、2006年(〜08年)にフェラーリとスポンサー契約を結び、ひさびさにF1の世界に復帰したが、当時はロゴが小さく掲げられるだけだった。
マルティーニは、今回もフェラーリやマクラーレンなど有力チームと交渉していたが、最終的には“ウイリアムズ・マルティーニ・レーシング”としてチームをタイトルスポンサーという形で支援することが、ブランドにとって一番魅力的だと判断したようだ。