ルノーが2012年にエンジン供給先のチーム数を拡大するため、FIAに申請を行う予定であることがわかった。新たなパートナー候補の筆頭はウイリアムズであるとみられている。
ルノーは今季、ロータス・ルノーGP、レッドブル・レーシング、チーム・ロータスに対してエンジンを供給している。しかし来年にはパートナーを1チーム増やしたいと考えている。
ルノー・スポールのマネージングディレクター、ジャン-フランソワ・コーベによると、候補チームとの交渉は順調に進んでおり、FIAに許可を求める段階にきているということだ。現在のレギュレーションでは、マニュラクチャラーの供給先は3チームまでしか許されていないが、FIAの許可を得れば拡大することは可能だ。
「来季は(提携)チームを増やすことを目標としている」とコーベはコメントした。
「4チームを希望している。ただし3チームに制限されているため、FIAの承認を受ける必要がある」
「(FIAに)早急に手紙を出す予定だ。ただ、(他のカスタマーサプライヤーである)コスワースらとの間の安定を図る必要もある」
ソースによれば、最も可能性が高い候補はウイリアムズであり、2012年か2013年から契約をすることになりそうだということだが、コーベは他にも候補はいると述べている。
ウイリアムズは2012年末までコスワースとの契約を結んでいるが、2013年にはエンジンレギュレーションが大幅に変わることもあり、他の選択肢も検討しているといわれている。
ルノーは2013年のエンジン新規則に備えて大きなプラットフォームを築きたい考えであり、早急に新たなパートナーシップをスタートさせることを望んでいる。