バーニー・エクレストンは、アイスランドの火山噴火による影響で次戦スペインGPがキャンセルされる可能性を否定した。
火山噴火によりヨーロッパのフライトが欠航し、中国GP終了後のF1関係者とその荷物の移動に大きな影響を及ぼした。幸いヨーロッパラウンドの初戦スペインGPとのインターバルは3週間ある。しかしF1各チームはバルセロナでは大きなアップデートを導入することを予定しており、一刻も早く機材をファクトリーに戻したいところだが、中国で足止めをくっている状況だ。もてぎでのMotoGPが延期されたこともあり、スペインGPの開催を懸念する声も上がっているが、エクレストンは、それを否定した。
「一番の問題はエンジンを(ファクトリーに)戻すことだ。作業を行う必要があるからね」とフォーミュラワン・マネージメントのチーフエグゼクティブであるエクレストンはザ・タイムズにコメントしている。
「だがすべてはうまくいくはずだ。スペインGPが中止されるなどという可能性はない。もちろん皆問題を抱えているが、我々は皆を家に帰す手段を見つけることができるだろう」
ロータス・レーシングのチームプリンシパルでエアアジア代表のトニー・フェルナンデスは、エアアジアでマレーシアに飛び、そこでイギリスの空港の活動再開を待つという提案を他チームに行った。また一部のチームはプライベートジェットをチャーターし、上海を脱出している。