世界ラリー選手権(WRC)に参戦しているマッズ・オストベルグ(フォード・フィエスタRS WRC)が、3月に行われるヨーロッパラリー選手権(ERC)開幕戦にスポット参戦する。

 今季、Mスポーツへ復帰し、チームのエースドライバーを務めるオストベルグだが、ERCは参戦未経験。デビュー戦となる開幕戦ラリー・イズラス・カナリアスには、スペインチームのRMCから参戦する予定だ。また、RMCは2015年型フォード・フィエスタR5を所有しているため、オストベルグはMスポーツに16年仕様へのアップグレードパーツを提供するよう働きかけているという。

 今回ERC挑戦が決まった経緯について、オストベルグはカナリア島のホテルに滞在したことがきっかけだったと明かしている。

「昨年、(グラン・カナリア島にある)アンフィ・デル・マールリゾートホテルに滞在した。そのことをソーシャルメディアに写真付きで投稿したんだ」とオストベルグ。

「その投稿を見て、(ラリードライバーの)デビッド・サンチェスが連絡をとってきた。そして、僕たちはラリーに関することやラリー・イズラス・カナリアスについていろいろな話をした。その流れでスポット参戦することが決まったんだ」

 ERCに関する知識や情報は持ち合わせていないというオストベルグ。シリーズへの印象を問われると「逆に、どんなシリーズなのか教えて欲しいくらいだ」と応じている。

「どんなドライバーが参戦しているかも知らないし、何を目標に挑めばいいかも分からない状態だよ。もちろん、どんなラリーでも優勝を目指して戦っているけれど、カナリア諸島を走った経験もないからね」

 また、オストベルグはフルターマック(舗装路)イベントのラリー・イズラス・カナリアスに出場することで、ターマックでの経験を積むことができる点も魅力的だったと述べている。なお、今季のWRCでは8月末に行われるラリー・ドイツまでフルターマックイベントは行われない。

「(ラリー・ドイツまでは)3~4カ月あるけれど、どんなタイミングでもターマックを経験することは助けになる。僕にとって、ターマックを少しでも多く走ることはとても重要で、そういった面からもERC参戦は絶好の機会なんだ」

 オストベルグはWRC開幕戦モンテカルロで4位、第2戦スウェーデンで3位を獲得。現在、ドライバーズランキングで3番手となっている。

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