IZODインディカー・シリーズに参戦するチップ・ガナッシ・レーシングは、来季からシボレー・エンジンにスイッチすることが明らかになった。
ここまでホンダエンジン勢のトップチームとして戦ってきたガナッシだったが、NASCARでも使用しているシボレーエンジンを来季から使用することを急遽決断したようだ。
「こういう種類の出来事は急に起こるものだよ。彼らは素晴らし製品を持っていることを示してきたし、我々はその一部になりたかった」とチームのオーナーを務めるチップ・ガナッシ。
「我々は、両方のメーカーのプログラムを考慮できるような機会が欲しかったし、勝利への努力をトライし続けている。ホンダとは素晴らしいシーズンを過ごしてきたが、シボレーと一緒になる機会がやってきたんだ」と語る。
シボレーのジム・キャンペールは、この取引は会社にとって“誇れる瞬間”とコメントする。
「我々は、各チームたちへの組織や行動方法、それらがもたらす結果に対し敬意を持っている。この発表は誇らしい瞬間だよ。ストックカーでは一緒に働いてきたが、2014年はより素晴らしい関係を持つことができるんだ」とキャンペール。
昨シーズンはホンダエンジンを使用するダリオ・フランキッティがインディ500を制すも、タイトルはシボレーが獲得。今年はシボレーエンジンのトニー・カナーンがインディ500を制しているが、残り3戦となったヒューストン戦を前に8勝ずつを挙げおり、マニュファクチャラーポイントはタイとなっている。
同じくヒューストンで来季チップ・ガナッシへの移籍を発表したカナーンは、来季もシボレーエンジンと共にインディカーを戦うこととなった。
