ロバート・クビカのマネージャーを務めるダニエル・モレリは、クビカが2012年の開幕に間に合わないというロータス・ルノーGPの声明は誤りだと、これを否定した。
今週水曜日、ロータス・ルノーGPは、ケガからの復帰を目指していたクビカが、2012年の開幕に間に合わないという主旨のプレスリリースを、クビカのコメントを付けて発表した。
「たとえ最後の数週間を懸命に働いたとしても、2012年シーズンの準備が確実にできるとは言い難いという結論に達した」
「私はチームを呼び、そして彼らに状況を知らせた。難しい決断だったが、これが最も適切なことだと考えている」とクビカはロータス・ルノーGPの声明において語っている。
しかし木曜日に事態は一転。彼のマネージャーを務めるモレリは、クビカが2012年の開幕復帰を断念したというのは真実ではないと述べた。彼によれば、クビカはオフシーズン最初のテストに対してそうしたコメントを発しただけだと主張している。
さらにモレリは、チームがクビカの契約を2013年以降も更新する方向でマネジメント側と交渉しているという主張も根底から否定。彼はチームとクビカの契約は2012年末ではなく今季末に終了すると語っている。
「なぜルノーがロバートの言葉を変えたのか理解できない」とモレリは、Gazzetta dello Sportにコメントしている。
「クビカが2012年の準備が間に合わないというのは真実ではない。彼は、2月の最初のテストに万全な状態か確かでないといっただけだ」
「我々は間に合うことを期待しているが、たとえどのような場合になっても、遅れは数ヶ月ほどだ。2013年のことは話にもあがっていない」
「我々が代わりの解決案を探る一方で、ルノーはドライバーに関して自分たちの道をいくだろう」
「契約は2012年まで延長されておらず、12月末で終了する。我々は、1月1日から自由に方向を選ぶことができるんだ」