ザウバーのルーキー、エステバン・グティエレスは、デビュー戦ではリスクを冒さず、レースで完走することを目指すと語った。
メキシコ出身、21歳のグティエレスは、昨年GP2シリーズでランキング3位を獲得、2011年、2012年とザウバーのテスト&リザーブドライバーを務めた後、レースドライバーへの昇格を果たした。
「一番の目標はレース距離をすべて走りきることだ」とグティエレスは、開幕戦オーストラリアの目標について語っている。
「F1デビュー戦においてそれを成功させるのは重要だ」
「まだ何かと戦っている状態ではないのに120パーセント攻めてリスクを冒すのは正しいことではない。自信を持つための基礎を築いて、それから限界を見てプッシュしていくつもりだ」
冬季テスト中に予選と決勝のシミュレーションを行ったグティエレスは、予選でのタイヤの使い方についてまだ課題を抱えていると認めた。
「予選に関して少し進歩することができたと思う。でもできるだけ早く、もっと速さを発揮できるようになるよう、ベストを尽くす」
「新品タイヤでの走行におけるタイヤの管理方法というものがあって、いくつかの区間で妥協しなければならない。この妥協するという部分をもっとうまくやる必要がある。ロングランでタイヤを持たせるのとは全く違う方法なんだ」
しかしグティエレスはやれるだけのことはやったと述べている。
「改善したことでリラックスできている。ベストを尽くしたと言えるので、今はメルボルンが楽しみだ」
