バーレーンでのシーズン前最後のF1合同テスト3日目、ロマン・グロージャンがロータスE22の走行を行った。
パストール・マルドナドはテスト初日はエキゾーストトラブルに見舞われ、2日目にはエンジントラブルから出火し、満足に走行できないまま、プレシーズンテストを終えている。
1日、ロータスは前日のダメージの修復にあたり、グロージャンの走行スタートが遅れ、さらにその後ギヤボックスの電気系トラブルが発生。午後にはエネルギー回生システムの問題によって、グロージャンはコース上でマシンを止め、チームはそのままこの日の走行を切り上げた。
グロージャンは合計33周を走行、1分42秒166で9番手となっている。
「(開幕戦への)準備は整っていない」とグロージャンは認めた。
「メルボルンに着く前に試したいたくさんのものがあるのに、明日のセッションの数時間が残されているだけだ。その中でできるだけたくさんの作業を片づけなければならない」
「メルボルンに向けて完璧な態勢にはならないだろう。マレーシアの時ですらね。でもあらゆる点を改善するためにベストを尽くすつもりだ」
「いくつかポイントを取れたら嬉しいけれど、取れなくてもそこから前進する機会を得られたと理解する」
「実際、今年、スムーズなシーズンを送れる人間なんていないだろう」
今年のマシンは小さなトラブルであっても解決に時間がかかると、グロージャンは述べた。
「例えば、小さな漏れがあったりバッテリーを交換する必要が出たりすると、3時間ぐらいかかる」
「規則が大きく変わり、エンジンサプライヤーもチームも、皆が苦労している」
「でも走行を重ねれば重ねるほど、いろいろな発見があるし、解決も進む」
「理想的な状況とは言えないが、少なくとも信頼性においていくつかの問題を片づけることはできている」