今季F1シートを獲得できなかったロメイン・グロージャンは、自分にはF1で十分戦えるだけの力があり、来年は絶対にF1に戻ってくると語った。

 グロージャンは、昨年シーズン途中にネルソン・ピケと交代する形でルノーからF1デビューを飾った。しかしグロージャンはピケ同様に低迷し、チームメイトのフェルナンド・アロンソが予選最高位1位、決勝最高位3位だったのに対し、予選最高位は12位、決勝最高位は13位に終わった。ただしルノーR29のパフォーマンスは低く、2度のチャンピオン、アロンソですら、2009年は表彰台に1度しか上っていない。さらに、シンガポールゲートによりマネジメント陣営が離脱し、シーズン後にチームの株式を売却、昨年はルノーにとって非常に難しい時期だった。
 グロージャンは、運悪くF1に残れなかったが、自分はアロンソと大きな差があったわけではなく、F1で戦える力があると主張、来季復帰に自信を示している。

「間違った時期に間違った場所にいたということだ」とグロージャンはフランス・ソワールのインタビューで語っている。
「チームはたくさんの問題を抱え、大変な時期だった。彼らは過去を一掃したかったんだ」
「2011年には戻ってきたい。希望を失ってはいないよ。今年、フェルナンド・アロンソがフェラーリで挙げたリザルトから判断して、僕にはシートを確保できて当然の力があることが分かる。僕は予選で彼からコンマ2秒か3秒しか離されていなかった。僕のペースは決してばかにしたものではない」
「(ルノーのチームプリンシパルの)エリック・ブーリエとは今も連絡をとっている。僕らはプロとして互いに尊敬し合っている。ヨーロッパではパドックを歩き回って他ともコンタクトをとるつもりだよ。そこから可能性が開けるかもしれない」

 グロージャンは今年はFIA GT1世界選手権に参戦しており、開幕戦でトーマス・ミュッヒと共に優勝を飾った。しかし彼は今年の経験を最大限に生かしてF1に復帰したいという明確な目的を持っている。
「(ルノーは)とても大変な状況だった。その話題にはあまり触れたくないけれど、自分のした仕事にはとても満足している」とグロージャンはアブダビのザ・ナショナル紙に対してコメントしている。また、ガルフ・ニュース・エクスプレスでのインタビューでは彼は次のようにも述べている。
「フェルナンドにはかなり近づけた。彼は今、とてもいいマシンを得て、トップ争いをしている。つまり、僕はF1のシートを獲得できて当然だと言っていいと思う」

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