GP2シリーズで選手権をリード、F1ではロータス・ルノーGPのシートを得るのではと噂されているロメイン・グロージャンは、8月末にスパ-フランコルシャンでシリーズが再開する際に、チャンピオンシップを決める可能性があることについてはまだ考えていないと語っている。
DAMSからGP2に参戦するグロージャンは、シリーズ残り2戦となったスパでのレースを前に、チャンピオンシップで2位につけるギド・バン・デル・ガルデに対して25ポイント差をつけ、優位に立ち夏休みに突入した。
しかしグロージャンは、タイトルのことについて考えるよりも、ポールポジション獲得の方が興味があると語っている。
「僕たちは選手権をリードしているけど、まだ何も得ていないんだよ。僕たちはスパではポールポジションが欲しいね。今季まだ一度だけしか得ていないんだ。それを成し遂げてからレースのことを見ることにするよ。得点を得て、僕たちがどの位置に行くのかみたいね」とグロージャン。
グロージャンはまた、DAMSとともにマシンを最後まで改良し続けることを決意していると語る。さらに、タイトル圏内にいないドライバーと戦うときは注意しなければならないと言う。
「僕らは素晴らしい仕事をこれまで成し遂げてきたと思うけど、まだ少し改良できるところはあると思うんだ。それに、僕らはギドに加えてチャールズ(ピック)、ジュール(ビアンキ)のことも気にしなければいけないと思う。僕らはその時々で対応しなければならなくて、彼らの前で走っているならばなんのリスクも冒したくない」
「僕は(ハンガリーで2位に入った)エステバン(グティエレス)については心配することはないと分かっていたからね。彼がもしオーバーテイクをしかけてくるなら、ドアを閉めないと決めていたんだ」