2014年シーズン前F1合同テストが終了、ケータハムとルノーはテストの間にたくさんの問題を解決し、向上を成し遂げたと語った。
ルノーのパワーユニットにはトラブルが多発、ユーザーチームが苦しむ中、プレシーズンテスト全体での合計走行距離に関しては、ケータハムがルノー勢トップの7位だった。
ルノー・スポールF1のトラックサポートリーダーであるセドリック・スタドールは、ケータハムのテストを振り返り、パワーユニットが信頼性とパフォーマンスの両方において向上したと述べた。
「今日の走行もチームにとって非常に順調であり、パワーユニットが信頼性およびパフォーマンスの両方において進歩していることをよりはっきり示すことができた」とスタドールはバーレーンテスト最終日に語った。
「(開幕戦)オーストラリアにできるだけ強力なパッケージで臨めるよう、ビリーのファクトリーで作業を続ける。ヘレスとバーレーンでたくさんの周回数を走ったので、シーズンがスタートする時に強力なパッケージを用意する最大のチャンスを得られた」
ケータハムのチームプリンシパルのシリル・アビテブールは、ルノーユーザートップの信頼性を喜び、問題解決にあたってきたルノーに感謝した。
「予想していたとおり、非常に厳しいプレシーズンだった」とアビテブール。
「しかしテスト終了時点では、ルノーのパワーユニットを使用するチームの中で我々が最も高い信頼性を示しており、今の段階では昨年の同時期と比べるとパフォーマンスが改善されていると感じられる。それはポジティブなことだ」
「ルノー・スポールF1のスタッフに感謝したい。彼らの新しいパワーユニットは、テスト序盤では順調ではなかったけれど、彼らは休むことなく作業にあたり、初期の問題の大部分を解決した」
「テストの間に走った3312kmから得た膨大なデータを、これからの数日で分析する。それによってシーズン序盤戦に使用するものを最大限活用する方法を見つけ、その後の開発戦略の方向性を定めていく。今年のF1シーズンは非常に素晴らしいものになるだろう」