F1にエンジンを供給するコスワースが、株式公開を検討したが断念、自社を売却することを決めたと報じられている。
Times紙は、18カ月前、コスワースがJPモルガン・カゼノブに対し、新規株式公開の指示を行ったものの、市場の不安定性によりそれが実現できなかったと伝えた。
「この18カ月、足踏み状態が続き、役員会は、失速の危険があるためこれ以上は待てないとの決断を下した」とコスワースのチーフエグゼクティブ、ティム・ルーシスが述べたとTimes紙は伝えている。
同紙はコスワースはロールスロイスか航空宇宙会社GKNに売却される可能性があると推測している。
コスワースは現在HRTとマルシャにF1エンジンを供給しており、以前2014年にF1エンジンレギュレーションが変更になってからもF1に参戦し続けるつもりであると述べている。
「我々は2014年もエンジンを供給する予定だ」とコスワースのF1ゼネラルマネージャー、キム・スピアマンは9月にコメントしている。