“無冠の帝王”と呼ばれた往年の名F1ドライバー、スターリング・モス卿が、クラシックカーのレースから“引退”を宣言していたとビンテージ・レースカージャーナルが報じている。

 1950年代から60年台初頭にかけてF1で活躍、一度もタイトルを獲ることはなかったものの、“無冠の帝王”と称され、実力、人気ともF1黎明期のトップドライバーだったモス卿。今年で82歳になるが、クラシックカーレースや、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでは、再びマシンをドライブ。驚くほど元気な姿をみせていた。

 しかし、モス卿は昨年オークションで落札したポルシェRS61スパイダーでラグナ・セカを走行中にクラッシュ。シルバーストンで修復した車両をドライブし、ていねいな操作をしていたが、その後ル・マンクラシックに登場したモス卿は、「もうレーシングカーをドライブすることはない」と打ち明けたという。

 モス卿は周囲に「自分が恐くなったり、まわりの邪魔になったらドライブするのは止める」と語っていたという。

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