BMWザウバーの新テクニカルディレクター、ジェイムズ・キーは、やるべきことは多いものの今季中にチームはポジションを上げることができるだろうと自信を見せた。スペインGPにはFダクトのモディファイ版を持ち込む予定だという。

 BMWザウバーは今季4戦で多数の信頼性の問題が発生し、完走はペドロ・デ・ラ・ロサがオーストラリアで達成した1戦きりとなっている。シーズン途中にウィリー・ランプに代わるテクニカルディレクターとして加入したキーは、やるべきことは多いが、チームは挽回できると確信しているという。

「このチームは大きなポテンシャルを持っている。もっといい位置につけるために必要なものはすべて揃っている。ただ、やるべきことは多い。チームは(BMW撤退が決定した後の)2009年後半の不安定な状況からまだ完全にリカバーしてはいない。現在のチームの規模を有効に活用するために、一部の分野においては少し新しいアプローチをとる必要がある」
「(今年ザウバーはチームとしてのポジションを上げることができると)私は信じている。今のマシンに何が必要なのか、もう分かっているからだ。だが、すぐには解決できない問題もいくつかある。マシンの現在の特徴の一部を、新たな特徴へと変化させなければならない。それには時間がかかるが、できるだけ早く成し遂げられるように努力していく」
「非常に高い目標を設定している。チームとしてのポジションを向上させることができるのは確かだ。だが、競争は熾烈なので、ライバルたちよりも早く開発を行うよう全力を尽くさなければならない」

 今週末のスペインGPでもマシンにアップデートを施し、Fダクトもモディファイして臨むという。
「ほとんどのチームがそうだと思うが、我々もバルセロナにはいくつかアップデートを導入する。我々はFダクトのデザインを一歩前進させようとしている。今年中にこのテクノロジーを全チームが取り入れることになりそうだが、我々のチームはシーズン序盤の段階からこれを試している」
「マシンのアップデートパッケージも持ち込む。フロントとディフューザーを中心にアップデートされており、このパッケージによってパフォーマンス向上が達成されることを期待している。それも実際のコンペティションがどれだけ接戦かに大きく左右されるだろうが」
「空力に関し特定された問題を解決する対策もとられているので、マシンの挙動が多少改善されるはずだ」

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