テクニカルディレクターのジェイムズ・キーの離脱でチームが混乱に陥ることはないと、ザウバーのCEO、モニシャ・カルテンボーンが語った。
2012年型マシンC31の発表会の数日前になって、チームはキーが離脱することを発表した。ザウバーで2年間を過ごしたキーは、イギリスで新たな仕事のオファーを受けることに決めたと述べ、ザウバーは、技術部門を再編し、マシンのデザインおよび開発は、空力、デザイン、パフォーマンス、オペレーションの部署の各責任者によって行われることを明らかにした。
開幕まで数週間の時点でテクニカルディレクターを失ったものの、新たな体制ができ上がっており、心配するようなことはないと、カルテンボーンは述べた。
「しばらくは状況が落ち着かず、自分たちに何ができるのかを考え始めました」とカルテンボーンは、C31の発表会の際にコメントしている。
「以前マシンパフォーマンスの担当をした経験を持つ人たちが担当者のポジションについています。ですから混乱が生じることはないと考えています。マシンの準備はできていますし、プランもはっきりしているので、混乱はないでしょう」
「今、自信が持てる体制が整っています。チームが前進するために適切な体制です。ですからこれは短期的なソリューションではなく、長期的な体制です」
チームが新たにテクニカルディレクターを起用しないのは予算不足のせいなのではという報道をカルテンボーンは否定した。また、開幕戦に向けて新スポンサーを獲得するために交渉を行っていると述べた。
「新たなパートナー候補たちと交渉を行っています。開幕戦までにはマシンのカラーリングに変化があると確信しています」