ザウバーチームの2010年F1へのエントリーが承認され、チームを率いるペーター・ザウバーは本格的にドライバー選びに取り掛かっており、来季は経験あるドライバーと新人のラインナップを採用すると述べた。
ザウバーのドライバー候補としては、ニック・ハイドフェルド、ジャンカルロ・フィジケラ、ペドロ・デ・ラ・ロサ、クリスチャン・クリエン、ヘイキ・コバライネン、ヤルノ・トゥルーリ、アンソニー・デイビッドソン、そして小林可夢偉と、多数のドライバーの名前が推測に上がっている。
「この数週間、多くのドライバーから我々の元に問い合わせがあった。しかしエントリーが承認されていなかったために、本格的な交渉はできなかった。だがそういう状況は変わった」とザウバーはドイツの通信社SIDに対してコメントしている。
「具体的な名前を挙げるつもりはない。ただ、我々は経験あるドライバーと新たな世代のドライバーを起用するつもりであるということはお話しできる。過去にもしばしばそういった組み合わせを採用して、うまくいっている」
候補のひとりであるフィジケラは、来季はフェラーリのテスト&リザーブドライバーを務めるものの、他のチームでレースに出場することを目指している。フィジケラは以前ザウバーチームに所属した経験を持ち、さらに同チームがフェラーリエンジンを使用することは、彼にとって有利な要素といえるかもしれない。
「どこか他のチームでレースシートを見つけたとしても、僕がフェラーリのサードドライバーを務めるのは間違いない」とフィジケラはドイツのオート・ビルトに対してコメントしている。
「マネージャー(のエンリコ・ザナリーニ)が活動している。うまくいけばハッピーだけど、うまくいかなくても問題はない。僕はすでに230戦以上に出場しており、新しいチームで完全に一からスタートしたいとは思わない」