メディア王、ルパート・マードックが所有するニューズ・コーポレーションがグランプリの支配権獲得を検討しているとの報道を、F1商業権所有者であるバーニー・エクレストンが否定した。
「ばかげている。このスポーツは売りに出されてなどいない」とエクレストンはTelegraph Sportに対してコメントした。
19日夜、Sky Newsは、ニューズ・コーポレーションがF1買収に関する予備的な話し合いを行い、メキシコの富豪カルロス・スリムがニューズ・コーポレーションと共にコンソーシアムを形成する契約を結ぶ可能性があると報道した。スリムが所有するテルメックスは、ザウバーチームのスポンサーを務めている。
Sky Newsによると、ニューズ・コーポレーションの交渉は現段階では初期的なものであるということだ。
Sky Newsは、ニューズ・コーポレーションはF1の株式を直接買い上げるのではなく、放映権の取得を狙うかもしれないとも伝えている。
ロイターによると、今のところニューズ・コーポレーションはF1の現在の所有者であるCVCに連絡をとってはいないということだ。