英AUTOSPORTは、ドイツ人ドライバーのニック・ハイドフェルドが次戦のシンガポールGPからザウバーのシートに復帰する可能性があると報じている。
メルセデスGPの元リザーブドライバーを務めていたハイドフェルドは、先日、2011年からF1の公式タイヤサプライヤーとして復帰するピレリの公式テストドライバーに就任している。
しかしながら、情報筋の話によれば、ハイドフェルドは近くチームと契約を結ぶ見込みであり、早ければ次戦シンガポールGPからシートに復帰する可能性があるという。
ザウバーはすでに小林可夢偉との来季契約を発表しているため、ハイドフェルドが復帰した場合にシートを失うのはチームメイトのペドロ・デ・ラ・ロサであると考えられている。
チームを率いるペーター・ザウバーは、日曜のイタリアでこの件に関するコメントを拒否している。
「我々のドライバーについては、いかなるコメントも出したくない」とザウバー氏は、英AUTOSPORTに語っている。
ハイドフェルドは元々ザウバーで過去7シーズンを過ごしており、デビュー2年目の2001年にはキミ・ライコネンとのコンビでチームのコンストラクターズ4位に貢献。その後も2003年まで走り、BMWザウバーとなった2006年から昨年シーズンまでの4年間もこのチームに在籍していた。