シトロエン・レーシングが、アブダビのサーキットで新型C-エリーゼWTCCを5日間にわたってテストしていたことが明らかになった。
今シーズンからWTCC世界ツーリングカー選手権に新規参戦するシトロエンは、昨年7月に早くも2014年型マシンを発表すると、年内に数回の実走テストを繰り返してきている。
一方、迎え撃つホンダは、新たにシボレー・クルーズを開発するRMLやロシアメーカーのラーダに先駆け、1月末に新型シビックWTCCをデビューさせると予想されているが、彼らはシーズン序盤のシトロエン優位を認めている。
今回のアブダビテストには、ファーストドライバーのセバスチャン・ローブと昨年のチャンピオンであるイバン・ミューラー、そしてサードドライバーのホセ-マリア・ロペスというレギュラードライバー3名すべてが参加。ロペスが最初の2日間を担当し、ローブが次の2日間、雨に見舞われた最終日をミューラーが締めくくるというスケジュールとなった。
「完全なドライは夜のたった1時間しかなかったので、計画していたすべてを終えることはできなかった」と、ミューラーは語っている。
「したがって、マシンのセットアップとバランスに重点をおいてやった」
テストを終えたローブは、今シーズンの第8ラウンドが組まれているアルゼンチンのテルマス・デ・リオ・オンドでテストをすることにもなっている。