今週末に開催されるIZODインディカー・シリーズ第3戦ロングビーチで、シボレーエンジンを搭載する11台すべてのマシンがエンジン交換を強いられることになり、全車グリッド降格のペナルティを受けることになった。

 週末に第3戦ロングビーチを迎えるインディカー・シリーズだが、4月9日にはソノマで5チームが参加し、テストが行われた。その後、アンドレッティ・オートスポートのジェームス・ヒンチクリフ車のエンジンを点検した際、発生していたトラブルが全車に起こりうるものであるとして、シボレーは11台のエンジンすべてを交換することを決断したという。

 このエンジン交換の決断により、レギュレーションに従ってシボレー勢の全車が10グリッドダウンのペナルティを受けることになる。今季のインディカー・シリーズはすでに2戦を消化しているが、開幕2戦で連勝を飾ったペンスキー勢もこれに含まれる。

「我々はエンジンに関する性能のリミットをまだ探っている状態なんだ。ソノマでのテストで、我々は他のエンジンにも間違いなく起こりうる問題を発見した。その結果、週末のセッションが始まる前に、すべてのエンジンを交換する必要があると判断した」とシボレー・レーシングのプログラムマネージャーを務めるクリス・ベルヴェは語る。

「シボレーは我々のパートナーたちに、この決断がインディカー・シリーズの健全性を保つベストな決断であることを熱心に説明し、協議した」

 今回の第3戦ロングビーチは市街地コースということもあり、グリッド降格はレースの成績に大きな影響を及ぼすことになる。

「当然、理想的な状況ではないよね。ただ、僕らは同じルールでレースをしているんだ。これは最も安全な判断だし、レーススタートから不利な条件になると思うけど、後で問題が起きるよりはいいと思う」と語るのはチーム代表も務めるエド・カーペンター。

「確かに失望しているよ。でも、少なくとも不利になるのは僕ひとりじゃないからね」と語るのはヒンチクリフ。

「何が起きても、チームの皆と努力して、ベストなグリッドを目指すだけだ」

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