2011年F1ブラジルGPの金曜プラクティスで、HRTのダニエル・リカルドは1回目23位/2回目23位、ビタントニオ・リウッツィは2回目24位、ヤン・シャローズは1回目24位だった。
■HRT F1チーム
ダニエル・リカルド フリー走行1=23位/2=23位
何かをレポートするほど特別なことが起きない、典型的な金曜日だった。2回目のフリープラクティスでは午前中より多少前進できたが、間違いなく真のポテンシャルにはまだ近づけていないと感じている。今夜いくつかの変更を行えるし、明日に向けて状態が上向くことを望むよ。ヴァージン勢とは再び接戦になるだろうが、いい戦いをするためには、僕らはもう少し力を引き出す必要がある。コース上ではミスが許される余地がほとんどなく、バンピーで、昔ながらのサーキットなので、走っていて楽しいね。
ビタントニオ・リウッツィ フリー走行1=-位/2=24位
午前中に走行できなかった分を取り戻すことに努め、最終的にはいい午後になったと言える。リズムとクルマのバランスに慣れるため、ハードコンパウンドで2回の走行を行った。走り始めにちょっとした問題があったため、セットアップを調整しなければならなかった。低速セクションではアンダーステアに、高速セクションではオーバーステアになるという症状が出てしまったためだ。調整によりマシンの状態はよくなったが、目標とする状態にはまだ届いていない。その後、ソフトタイヤ装着時にトラフィックにつかまったが、全体的にはロングランはかなりコンペティティブだったので、まずまず満足している。決して簡単な最終戦とはならないだろうが、天候が変化するかもしれないので、何かが起きる可能性がある。
ヤン・シャローズ フリー走行1=24位/2=-位
最高の気分だった。シューマッハーやベッテル、アロンソといったドライバーと一緒にコースを走れるなんて信じられないよ。テストの時とは少し違っていた。コース上には多くのクルマがいるので、トラフィックの原因にならないように他車にスペースを空けなければならないしね。自分の主な目標どおり、ダニエル(・リカルド)にかなり近いところまでいけたので、いい仕事ができたと思う。コンマ5秒差はそれほど大きいとは思わない。クルマは最初からかなりいい感触で、とても走りやすかった。でも、もう少しタイヤを使いたかったな。トラックを覚えられた時にはすでにタイヤはベストな状態ではなくなっていたんだ。でも、それは誰にとっても同じだし、自分の結果には満足している。目標は可能な限り多くの周回を走行し、マシンとトラックに慣れることで、僕らはそれを成し遂げた。