F1ハンガリーGPで負傷したフェリペ・マッサの代役として、次戦ヨーロッパGPからフェラーリ復帰を果たすミハエル・シューマッハーが31日、ムジェロで一昨年のマシン、F2007をドライブした。
マッサの代役を務めるための準備として、まずは感覚を取り戻すために設けられたこのテストは、テスト制限を避けるため、セレブリティ向けのF1体験プログラム『フェラーリ・F1クリエンティ』の一部として実施された。
シューマッハーはおなじみの真紅のヘルメットを被り、引退した翌年のマシン、フェラーリF2007に、GP2用のブリヂストンタイヤを装着、1分23秒736というベストタイムで67周を周回した。なお、ムジェロのF60でのベストタイムは、マッサが1月のテストで記録した1分23秒981だ。
「GP2のタイヤで、F1クリエンティの一昨年のクルマだったとしても、F1マシンとともにコースに戻って来られて喜んでいる」とシューマッハー。「終盤には、かなりコンスタントに走行することができた。自分のパフォーマンスには満足しているよ。今は自分の肉体と筋肉が明日、どういう反応を示すか見ないといけないね」
フェラーリは、バレンシアでのヨーロッパGPまでに、シューマッハーのテスト制限の免除を他チームに申請している。