メルセデスGPのミハエル・シューマッハーは、F1モナコGPの最終ラップ、フェルナンド・アロンソを追い抜いてスチュワードから20秒のペナルティが加算されたことについて「当然ながらガッカリしている。『セーフティカーがピットに戻った』と言うことは競争に戻ることが出来る、ということだと理解していた」と語っている。
シューマッハーは、最終ラップにセーフティカーがピットに退去した直後、アロンソのフェラーリをインからパス。しかし、スチュワードからこれについて決勝結果から20秒のペナルティが課されてしまった。
このペナルティによってシューマッハーは12位まで降格。シューマッハーはこれについて「ガッカリしている」と語っている。
「今日のレースは、スチュワードの決定をのぞけば普通のレースだっただろうね」とシューマッハー。
「スタートは面白かったね。予定どおりにいったよ。うまく発進したが、その後少しルーベンスに引っかかった。彼を抜く機会が訪れるのを待たなければならなかったが、チームがとてもうまくやってくれた。クルーの働きは素晴らしく、ピットストップで彼の前に出ることができた」
シューマッハーは、最後のタイミングでアロンソを追い抜きペナルティを受けたことについて、「チームが上訴した決断は理解できる」と語る。
「12位という最終的な結果になってしまったことは、当然ながらガッカリしている。僕のためにチームが上訴という行為をとってくれたことは理解できる」
「我々としては、『セーフティカーがピットに戻った』と言うことは、『トラックがクリアになったこと』で、競争に戻ることが出来る、ということだと理解していた。だから僕はレースに戻り、フェルナンドに仕掛けたんだ」