先週末のGP2マシンによるプレシーズンテストから1週間が経ち、ミハエル・シューマッハーは3年間の休養を経て“充電を完了”し、ライバルたちと戦う準備ができたと宣言した。

 昨年のクリスマス前にメルセデスGPと歴史的な契約を交わしたシューマッハーは、先週末にヘレスサーキットにおいて3日間にわたるGP2でのテストを実施。テストを終えたシューマッハーは、昨夏にF1復帰を諦める原因となったバイクレースの事故で痛めた首に関して、何ら影響は感じなかったと語っている。41歳という年齢を迎えるシューマッハーだが、この冬のトレーニングプログラムによって、F1で十分に戦える身体を作り上げてきたようだ。

「アクシデントの後遺症はとっくに消えているんだ。事故に遭ったのは、もう1年も前のことだからね。今では違和感はまったくないし、とても快適に感じているよ。12月以来とても気をつけながらトレーニングを続けてきたから、ヘレステストでも首の状態が良かったんだろうね。でも、F1マシンは違う。比べ物にならないぐらいGフォースのレベルも高いからね。だから、2月に行われるF1でのテストが楽しみで仕方がないんだ。このテストによって、以前の感覚を完全に取り戻すことができるはずだからね。待ちきれないよ」

 3年前にヘルメットを置いた時、シューマッハーは“開放”されたと感じていた。世界中のメディアから視線を浴び続けた16年にも及ぶシーズンによって疲れがたまっていたのだ。だが、長期にわたる休暇のおかげで熱意とモチベーションを取り戻したようだ。

「2006年にF1を辞めてからも僕はとても幸せだった。自由を感じたし、ほっとしたんだ。それまで味わったことのない感覚を楽しんだよ。特に、F1にいた最後の2年間はさまざまなことを要求されてきたし、生活にいたるまで常に注目され続けてきたからね。穏やかな3年間を過ごすことが僕には必要だったんだ。そのおかげで僕はフル充電することができた。そして、身体がうずきはじめたことに気づいたんだ。自分がこのコンペティションをどれだけ楽しみにしているかということにね」

「僕たちの目標ははっきりしている。チャンピオンシップに勝つことだ。ロス(・ブラウン)とワールドタイトルを獲得したチーム、メルセデスの持つノウハウ、そして、現時点におけるベストなエンジン。僕たちには比較できないほど素晴らしいものが揃っている。すべてが始まるときがきたんだ」

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