2011年F1モナコGPの土曜予選で、メルセデスのミハエル・シューマッハーは5位、ニコ・ロズベルグは7位だった。
■メルセデスGPペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ミハエル・シューマッハー 予選5位
なによりまず、セルジオ(・ペレス)が無事だったようだと聞いて嬉しい。それが一番重要なニュースだ。あの事故で1994年のカール・ベンドリンガーの事故を思い出した。あれ以来FIAが成し遂げた安全性向上のレベルの高さが証明された。特にサイドインパクトテストの成果が出た。
僕のスターティングポジションに関してだが、状況によって少し得をしたね。本当なら7番グリッドだったんじゃないかな。それでも、今週末僕らのマシンはレースにおいての方がよさそうだから、また今回もいいスタートをして、それを最大限に利用するつもりだ。他の大部分のサーキットと比べてここはオーバーテイクがより難しいことで知られている。だから正しい戦略が重要だ。タイヤはここ数戦よりも長くもつはずだから、ピットストップの回数も減ると予想されるからね。エキサイティングなレースになるだろう。
ニコ・ロズベルグ 予選7位
僕が事故を起こした後の皆の態度に感謝している。チームに心からお礼を言いたい。今朝、小さなミスをしてマシンのコントロールを失った。なのに僕がガレージに戻ってきた時、誰も怒らなかったんだ。皆は僕のところに来て「さあ、予選で頑張ろう!」と言っただけだった。
Q3は少しトリッキーな状況だった。最悪のタイミングで赤旗が出たんだ。もう一度コースに出ると、タイヤがうまく機能せず、速いラップを走ることができなかった。でも難しい1日だったのにQ3に進めて嬉しいよ。セルジオにお見舞いの気持ちを伝えたい。アクシデントが大きかったから、彼が無事だと聞いて皆喜んでいる。