ミハエル・シューマッハーは、カナダGP決勝でフェリペ・マッサと接触した件を審議にかけられたが、スチュワードは両者ともにペナルティを科さなかった。
シューマッハーはレース終盤にマッサとバトルする中で摩耗した自らのタイヤにも苦戦していた。そうしたなか、シューマッハーとマッサは最終シケインのエントリーで接近すると、見た目ではシューマッハーがラインを譲らずにマッサを一瞬ダートに押し出すかたちとなって、結果両者は接触してしまった。
このアクシデントでマッサの方はフロントウイングを損傷して翌周にウイングを交換するためにピットイン。スタート直後のアクシデントからポイント圏内の10番手までポジションを上げていたマッサは、この予定外のピットストップで15位までポジションを下げるかたちとなってしまった。
しかし、レース後にこの件を審議したスチュワードはこれ以上のアクションを起こさないと結論づけており、最終的にこの一件は両者によるレーシングアクシンデントとして処理されるかたちとなった。