ハンガリーGPを前に、レッドブル・レーシングが現在のドライバーラインナップを2010年も継続することを発表したが、F1において少しずつストーブリーグのウワサが出てきている。
以前からウワサされているように、ダブルワールドチャンピオンのフェルナンド・アロンソはルノーからフェラーリに移籍するものと予想されている。代わってフェラーリを去るのは2007年のチャンピオン、キミ・ライコネンであるとの見方が強い。ライコネンに関してはF1でのモチベーション低下が叫ばれており、豪雨のマレーシアGPでは、オーガナイザーが赤旗レース中断中にレースを再開するか否かを検討している間に、ライコネンはマシンを降り、Tシャツと短パンに着替えてアイスクリームを食べている姿がテレビで映し出された。ライコネンの関心はラリーに移っているとして、フィンランドのメディアは彼は2010年ラリーに転向するだろうと報じている。ライコネンはフェラーリとの間に2010年末までの契約が残っており、もしチームを去るとすればフェラーリは彼に2010年分のサラリー、2,800万ユーロを支払わなければならないが、アロンソと共にフェラーリとスポンサー契約をするサンタンデールがこれを負担するとの説もある。ライコネンは契約上、フェラーリを離脱しても、F1の他のチームに加入することはできないとも見られている。
一方、レッドブル・レーシング同様、トヨタは来年も現在のラインナップを維持するだろうと見られており、ヤルノ・トゥルーリとティモ・グロックの継続を近々発表するのではとの声もある。
ポイントリーダーのブラウンGPに関しては、前戦ドイツGPの後にルーベンス・バリチェロが「チームのせいでレースを失った」という問題発言を行ったことで、チームとの関係が壊れてしまい、バリチェロの来年の契約継続はないのではと推測されている。その場合、昨年からこのシートを狙っていたブルーノ・セナがチャンスをつかむかもしれない。