スバルが2016年のイギリス・ツーリングカー選手権(BTCC)にチームBMRのワークスパートナーとして参戦することが明らかになった。

 ウォーレン・スコット率いるチームは日本メーカーのスバルと契約し、同シリーズにおいてレヴォーグを走らせることを発表。引き続きチャンピオン経験者のジェイソン・プラトとコリン・ターキントンを起用するとともにスコット自身もBMRからエントリーし、ラインアップ増加の可能性もあるという。

 スバル・レヴォーグは2013年の東京モーターショーで市販車がワールドプレミアされたステーションワゴン。2リットル水平対向4気筒ターボエンジンを搭載、市販の駆動はAWD(全輪駆動)だがBTCCのレギュレーションに合わせて後輪駆動に変更される模様だ。

 スコットは「正直、チームを次のレベルに持って行きたかった。だからファクトリー契約に乗り出したんだ」とコメント。
「スバルはこのプログラムに積極的に関与している。彼らも非常に共感してくれて、我々にとっても素晴らしい新章のスタートとなる」
「レヴォーグはスバルの最新のクルマであり、彼らが最もプロモートしたいクルマ。だから、選ばれた」

「とはいえ、ステーションワゴンタイプの車両だし、ドラッグ(空気抵抗)も強い。それにダイナミックなボクサーエンジンを搭載している。ユニット内の重量を減らすことができれば、適切な重量配分が取れると思っている」
「BTCCレギュレーションに適合するクルマを見た時、レヴォーグはリストのかなり高い位置にくる。だから、我々はこのクルマを獲得できて喜んでいる」

 2010年のチャンピオンであり、今回の交渉にも尽力したプラトは、レヴォーグがBTCCで成功するための完璧なプラットフォームになるだろうと確信している。

「このクルマに関して、初期段階でやらなければいけないことは完了している。興奮を抑えきれないよ」とプラト。
「現代のツーリングカーの中でも、ほぼ完璧なクルマと言える。スバルはモータースポーツの歴史でも象徴的な名前で、この会社とともに次のステップに進んでいきたい」

 2度のチャンピオンを獲得しているターキントンは、昨年前輪駆動のフォルクスワーゲンCCsをドライブ。昨年はこのマシンでインディペンデント・トロフィーを獲得した。
「昨シーズンのフォルクスワーゲンCCsよりコンペティティブなものであると思わない限り、我々はこのプログラムに乗り出すことはなかった」とコメント。

 彼らのスバル・レヴォーグにかける期待は非常に高い。

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