F1第12戦ベルギーGPが現地時間26日にスパ-フランコルシャンで幕を明け、1回目のフリー走行はメルセデスのミハエル・シューマッハーがトップタイムをマークした。

 シーズン後半の初戦となるベルギーには、ブルーノ・セナがニック・ハイドフェルドに代わってロータス・ルノーGPのレースドライバーとして登場。セナは次のイタリアGPまで出場することになったが、シートを失ったニック・ハイドフェルドはチーム側を提訴しており、シンガポールGPでの復帰を諦めていない。

 1回目のセッションではカルン・チャンドックがヘイキ・コバライネンのマシンをドライブ。F1デビュー20周年を迎えたシューマッハーは特注デザインのヘルメットを被りコクピットに収まった。ピレリは今回のスパにミディアム(ホワイト)とソフト(イエロー)の2種類を持ち込んでいる。

 セッションは開始後すぐに“スパ・ウエザー”に見舞われ、序盤は各陣営ともピットで待機する状態が続いたが、雨の上がった開始30分以降はインターミディエイトタイヤを履いたマシンが徐々にコースイン。それでもコース上はヘビーウエットのため、各車とも2分10秒前後のタイムで周回を重ねていった。

 その後終盤には、一部のレコードラインがドライになるまでコースコンディションが改善。ポール・ディ・レスタのクラッシュで残り10分を前に一度赤旗が出されたが、各車はチェッカーまで走行し、全車がタイムを刻んだ。セッションのトップ2には、序盤のドライコンディションで早々とタイムを記録していたシューマッハーとニコ・ロズベルグがつけ、2分2秒台までタイムを縮めたジェンソン・バトンが3番手。小林可夢偉は15周を走り、10番手につけた。

 注目のセナは、中盤以降も積極的にラップを重ねたが、残り30分にウエット路面でスピンを喫してクラッシュ。9コーナーのタイヤバリアにリヤセクションをヒットし、その場でマシンを降りた。ちなみにセナはフルウエットタイヤを装着していた。

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