2012年F1第5戦スペインGPが現地時間11日にバルセロナのカタルニア・サーキットで開幕し、1回目のフリー走行はフェラーリのフェルナンド・アロンソがトップタイムをマークした。ザウバーの小林可夢偉は3番手につけた。

 第4戦のバーレーンからおよそ3週間。F1は第2の開幕と言われるヨーロッパラウンド初戦をシリーズ屈指のテクニカルコース、サーキット・デ・カタルニアで迎えた。
 このスペインを前に、チームはイタリアのムジェロで合同テストを行っており、今レースに向けた新パーツをテスト。本番を迎えた金曜日のカタルニアには、各マシンともアップデートの施された姿を披露した。

 現地時間午前10時から始まった1回目のフリー走行では、ウイリアムズをはじめとする4チームがリザーブドライバーを起用。ブルーノ・セナのFW34にはバルテッリ・ボッタスが乗り込み、フォース・インディアはポール・ディ・レスタのマシンにジュール・ビアンキが搭乗。ケータハムからはアレクサンダー・ロッシ、HRTでもダニ・クロスがそれぞれ初のグランプリデビューを果たしている。

 ピレリは今回のスペインで、今シーズン初めてとなるハードタイヤとソフトタイヤの組み合わせを選択。中・高速コーナーで構成されるカタルニアはレース週末を通して高い気温も予想されているため、タイヤは激しい摩耗とデグラデーションにさらされることになる。

 そうした状況のなか、1回目のセッションでは、各チームがピットインを繰り返しながら25周前後を周回。なかでも、アップデートに関し最も注目を集めたのはマクラーレンのマシンで、チームはムジェロで試したハイノーズをMP4-27に装着。ノーズとコクピットの中間には突起のバーも追加され、サイドポッド先端には整流のフィンも設けらた。また、このスペインを皮切りに段階的なアップデートが予定されているフェラーリも新コンポーネントを装着したF2012でフェルナンド・アロンソがセッション終盤にトップタイムを更新。リヤウイングではフロービズのテストも行った。

 90分の走行を終え、トップのアロンソに続いたのは、レッドブルのセバスチャン・ベッテルで、3番手にはこちらも大幅なアップデートを受けたザウバーを駆る小林可夢偉がつけた。マクラーレンはジェンソン・バトンが4番手。メルセデスはミハエル・シューマッハー6番手、ロータスはロメイン・グロージャンが7番手につけている。

■F1スペインGP フリー走行1回目のタイム結果はこちら

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