エイドリアン・スーティルは、ウイリアムズを訪問したといううわさを否定、12月にフォース・インディアが来季ラインナップについて決断を下すまでベストを尽くして待つと語った。
フォース・インディアは現在のレースドライバー、スーティルとポール・ディ・レスタ、リザーブドライバーのニコ・ヒュルケンベルグの3人から来季のレギュラーを選ぶ考えだが、決断は12月まで下さない予定だ。もし選ばれなかった場合、その時期から他のシートを探すのは非常に困難になる。
スーティルはウイリアムズのファクトリーを訪問したと今週報じられ、来季移籍の可能性を推測されているが、マネージャーはこのうわさを否定、シンガポールGPを前にした木曜にはスーティル本人もウイリアムズとの交渉を打ち消した。
「そこには行ってない。僕はいなかった。彼らとは接触していない」とスーティルはコメントしている。
スーティルはフォース・インディアが12月に決定を下すことを心配してはおらず、自分はグランプリでいい結果を出せるよう努力するだけだと語った。
「今の時点では、どこが可能なのか判断するのは難しい。このチームはとてもいい仕事をし、素晴らしいパフォーマンスを見せている。このチームのことは昔から知っている。だから次にいいステップを踏み出すとしたら、何をするにしてもよく考える必要があるだろう」
「いずれにせよトップ4チームのシートはすでに埋まっている。だから移籍する理由はないと思う。僕は自分のレースに集中し、なりゆきを見ていくだけだ。何もプランはないよ」
「チームは12月まで待ちたがっている。彼らは誰を選ぶかをまだ決めたくないんだ。そうでなければこれほど長く待つことはないだろう」
「僕としては、速く走ってポイントを獲る必要がある。その結果彼らに『よし、彼にはあと1年残す価値がある』と言ってもらえるといいね。精いっぱいレースをし、最大限のパフォーマンスを見せられれば、シートを確保することができるだろう」
スーティルは、個人スポンターのメディオンの存在によってシートを獲得するわけではないと主張した。
「僕は昔から常にいくつかいいスポンサーを持っている。彼らは最初から僕についてくれて、とても大きな存在だ。でも僕がF1で生き残るのにスポンサーが必要ということはない」