エイドリアン・スーティルは昨年に起こした傷害事件の影響で今年F1に残れなくなるのではないかと推測されている。
昨年4月の中国GPの決勝後、スーティルは親しいルイス・ハミルトンと共にナイトクラブに行き、そこでロータス・ルノーGP(今年のロータス)のオーナーであるジニー・キャピタルのCEOエリック・ルクスと会い、彼の首に割れたシャンペングラスで傷を負わせたと報道されている。
ルクスはその後、「身体的暴行および重傷害」に関してスーティルに対し刑事告訴を行うと発表した。
Yallaf1によると、裁判は今月末にスタートするということで、スーティル自身、さらに目撃者としてハミルトンも出廷する可能性があるということだ。Frankfurter Allgemeine Zeitung紙(FAZ)は、スーティルに対して1年の懲役刑が求められるのではないかと伝えている。
通信社SIDは、スーティルのマネージャー、マンフレッド・ジマーマンが次のように語ったと報じている。「我々は準備を行っている。この件が解決することを願っている」
昨年まで所属したフォース・インディアのシートを失い、まだ移籍先を確保していないスーティルにとって、裁判のタイミングは「最悪」であるとSIDは記している。
ジマーマンは「あと10日でこの件は解決するはずだ。(2012年に)我々はF1に参戦する予定だ」と述べている。
だがTelegraphにおいて記者のトム・ケーリーは、「告訴されていることで、彼がウイリアムズのシートを獲得するチャンスは完全になくなった」と記している。