フォース・インディアから離脱することが決まったエイドリアン・スーティルだが、マネージャーは、来季シートを決めるのを急いではいないと語った。また、フェラーリとのうわさについてはノーコメントを貫いている。
スーティルは今年、特にシーズン後半に素晴らしいパフォーマンスを見せて42ポイントを稼ぎ、ランキング9位を獲得、チームのコンストラクターズランキング6位確保に大きな貢献をした。
しかしチームは、2012年のドライバーラインナップとして、ポール・ディ・レスタとニコ・ヒュルケンベルグを起用することを決め、スーティルは長年所属したフォース・インディアのシートを失った。
スーティルはドライバーとしての力があるだけでなくスポンサーも持っており、ウイリアムズが来季ドライバーの有力候補として考えているものとみられる。
また、Auto Motor und Sportは、フェラーリなど大手チームのシートが空く2013年に備えて、スーティルはウイリアムズとの契約期間は1年にとどめたい意向であると報じている。
「我々はパニックになってはいない」とスーティルのマネージャーであるマンフレッド・ジマーマンがSport1に対してコメントしたとYallaf1.comが伝えた。
「テストが始まるのは2月7日だ。それまで時間はある」
Auto Motor und Sportは、フェラーリがスーティルに関心を持っていると報じたが、ジマーマンはこれについて否定はしなかった。
「自分たちが交渉している相手の名前を明かすのは、戦略としておかしいだろう」
「さまざまな選択肢があるが、我々はそれについては話さない。そして最も理にかなった決断を下す」