スーパー耐久機構は15日、2010年から導入する予定のST-5クラスの概要を発表した。マツダ・デミオ、ホンダ・フィット、トヨタ・ヴィッツ、ミツビシ・コルトなどの参加を想定している。
これまでのST-1〜4の下位クラスにあたるST-5クラスは、排気量1,500cc以下の車両が使用され、2009年に日本国内で新車販売されていた車両が参加できる。最低重量は850kg以上で基準タイヤサイズは195/55R15、ホイールサイズは15インチのものと決められている。
また、現行のS耐規定にある、新型車両に認められる軽量化部品(ドア、ガラス)の使用は不可。また、ST-5クラス導入にあたり、S.T.O.時限指定部品『Temporary Legislation Parts(T.L.P.)』が制定される。これは、2010年より2年間(の時限付きでスーパー耐久機構の指定部品として認定され、独占的に部品販売が可能となるもの。登録申請に関する申請資格は、申請する部品製造者がNAPAC会員であることが原則とされる。
シリーズ賞金は2010年度は制定されないが、2011年から制定。なお、今回のクラス制定にともないS.T.O.ではクラス参加想定車両としてマツダ・デミオスポーツ、ホンダ・フィットRS、トヨタ・ヴィッツRS、ミツビシ・コルトなどの“コンパクトカー”の参加を想定している。