2006年から、スーパーGTではマシンに乗り込んでいるドライバーを見分けるためのドライバー識別灯が全車両に装着されているが、2014年、その識別灯の見分け方が変更となる。
2014年のスーパーGTは、GT500クラスの車両規定が一新されるなど多くの変革の年となる。そんな今季、ファンにとってはどちらのドライバーが乗っているのかを見分ける重要な装置である、識別灯が変更されることになった。
06年に導入された識別灯は、車体前から見てフロントウインドウの向かって右側に備え付けられており、点灯時が第1ドライバー、点滅時が第2ドライバーとなっていたが、鈴鹿や富士の長距離レースで登録できる第3ドライバーの乗車時も点滅となっており、第2ドライバーとの比較ができなかった。
今季から導入される新しい識別灯は、搭載される位置はこれまでと変わらないものの、ライトは常時点灯に。ドライバーの見分け方は、新たにライトの色となった。色は4種類で、第1ドライバーは赤、第2は青、第3は緑、第4は白となる。第4ドライバーは鈴鹿1000kmで登録が可能になるとのこと。ライトはコクピット内のダイヤルで変更できる。
この変更は、ファンに向けたプロモーションの視点に立ったものなど、さまざまな効果があるという。サーキットやテレビ等で観戦するファンにとっては、ドライバーのどちらが第1でどちらが第2かを把握しておけば、赤か青かですぐに見分けることができるようになりそうだ。