7月20日〜21日に鈴鹿サーキットで行われるスーパーGT公式合同テストに、GREEN TEC & LEON SLSから中谷明彦が、ZENT Audi R8 LMSからリチャード・ライアンが参加することになった。
すでにスーパーGT公式テストのエントリーリストは7月6日時点で公開されており、GREEN TEC & LEON SLSとZENT Audi R8 LMSのエントリーリストには、第3ドライバーの欄に“TBN”と記載されていたが、その後エントリーに追加がされていた。
GREEN TEC & LEON SLSをドライブすることになる中谷は、1980年代後半からレーシングドライバー、および自動車ジャーナリストとして活躍。1990年代には全日本F3000のトップドライバーとして戦い、90年代後半にはN1耐久(現在のスーパー耐久)でも活躍。ハコレースでも速さをみせた。
JGTC全日本GT選手権時代には、テイボン・トランピオ・FTOを駆りGT300クラスに、マクラーレンF1 GTRを駆りGT500クラスにも参戦した実績をもつ。そんな中谷は2008年にスーパー耐久ST2クラスに参戦して以降一線からは遠ざかっていたが、もし今後スーパーGT参戦が達成されれば嬉しいトップカテゴリー復帰となる。
一方、ZENT Audi R8 LMSの第3ドライバーにエントリーしたライアンは、2004年にフォーミュラ・ニッポン&GT500クラスのダブルタイトルを獲得したドライバー。長年GT500クラスでレクサスSC430をドライブしており、今季第2戦富士ではPETRONAS TOM'S SC430を駆った。
ライアンはセルモ在籍時代、長年ZENTカラーのマシンをドライブしており、今回もZENTカラーのアウディをドライブすることになる。もしライアンの参戦が実現すれば、ZENT Audi R8 LMSにとっては強力な助っ人となりそうだ。
なお、改訂されたエントリーリストにはGAINER DIXCEL DUNLOP R8にも第3ドライバーの記載があるが、まだTBNのままとなっている。