今季、アストンマーチン・レーシングからWEC世界耐久選手権に参戦するブルーノ・セナが、今週、ポルトガルのアルガルベ・サーキットで行われたチームのテストに参加、アストンマーチン・バンテージGTEを初めてドライブした。
昨年はウイリアムズに所属、F1で3シーズンを過ごしたセナは、2013年のシートを失った後、アストンマーチン・レーシングへの加入を発表。今季、スーパーGT500クラスのウイダー モデューロ 童夢レーシングからGT500クラスに参戦するフランス人ドライバー、フレデリック・マコウィッキのチームメイトとしてAMRの99号車をドライブし、ル・マン24時間を含むWEC全戦を戦うことになっている。
セナは今週、AMRのテストに初参加。トリッキーなトラックコンディションにも関わらず、セナが早くからスピードを発揮したと、チームメイトのダレン・ターナーは語っている。
「ブルーノのGTカー初走行は、暗闇に加えて雨が降るなど厳しい試練となったが、彼は驚くべき仕事をした。マシンへの順応の速さには私も驚いたよ」
一方のセナは、今回のテストに一定の満足感を示すとともに、F1との違いを次のように語った。
「今日の仕事には満足している。雨で日曜日に予想していた距離ほど走れなかったが、少なくとも夜の走行ではウエットタイヤでマイレージを稼ぐことができた」
「バンテージGTEには良い印象を持ったが、最近までドライブしていたF1と比べると、全く違うね」
「早めにブレーキを踏まなければならないし、特に湿った路面ではとても慎重を要した」
「全体的に見れば、今回のテストはとても役立つものだった。今はロードアトランタでの2回目のテストを楽しみにしているよ」
