2011年F1第17戦インドGPの公式予選は、レッドブルのセバスチャン・ベッテルがトップタイムをマークし、今季13回目のポールポジションを獲得した。小林可夢偉(ザウバー)は18番手に終わった。
インドGP初のポールポジションを決する最終予選のQ3には、レッドブル、マクラーレン、フェラーリ、トロロッソの各2台とメルセデスGPのニコ・ロズベルグ、フォース・インディアのエイドリアン・スーティルという10台が進出。小林可夢偉はQ1で脱落し、Q2ではルノー2台に加えて、ミハエル・シューマッハーもQ3進出を逃した。
注目のQ3では、ファーストアタックでトップにつけた王者ベッテルが、2回目のアタックでも1分24秒178というベストタイムを記録。23秒台に迫る圧倒的なパフォーマンスを披露したベッテルは今季13回目、通算では28回目となるポールポジションを獲得すると同時に、栄えあるインドGPの初代ポールシッターに輝いた。
2戦連続のポールを狙ってラストアタックに挑んだマクラーレンのルイス・ハミルトンはQ2で遅れた。3番手にはマーク・ウエーバーが入り、この結果、レッドブルはハミルトンの3グリッド降格により、決勝のフロントロウを独占するかたちとなっている。
フェラーリ勢は、フェルナンド・アロンソが4番手に終わり、フェリペ・マッサに至っては最後のアタックで痛恨のクラッシュを喫した。マッサのマシンは縁石を乗り越える際に右フロントが破損し、コントロールを失ったマッサはそのままグラベル先のウォールにヒット。マッサ自身に大きなケガはなかった模様。
8番手以下のスーティル、セバスチャン・ブエミ、ハイミ・アルグエルスアリはタイムを記録しなかった。