F1ブラジルGP決勝で8位チェッカーを受けたウイリアムズのフェリペ・マッサが、スタート前のタイヤ規定に違反していたとして公式リザルトから除外された。

 マッサは、レースのスタート5分前を告げるシグナルの後、他の数台とともにタイヤ温度のチェックをFIAから受けていたが、その際記録された数値がピレリの定めた上限値を上回っていたという。

 この時のマッサ車の右リヤタイヤの温度は摂氏137度でピレリの上限値である110度を27度も超過。また、この137度はタイヤの内圧にして20.6psiとなり、これも最小内圧を0.1psi超えることになる。

 FIAテクニカル・デリゲートのジョー・バウアーは、この問題をスチュワードに報告。チームの代表者からヒアリングした後、マッサの8位を公式リザルトから除外することを決めた。

 これにより、9位以下の順位がひとつずつ繰り上がることになり、ロマン・グロージャンが8位、10位チェッカーのマックス・フェルスタッペンが9位となり、11位でフィニッシュしていたパストール・マルドナドが10位1ポイントを手にすることとなった。

 FIAは、マッサのタイヤについて次のように説明している。
「右リヤタイヤはFIAの技術指示書TD/029-15に従って測定された」
「チームはFIA フォーミュラ1技術およびスポーティング規則、FIA国際スポーティングコード、イベントプレビューにある公式タイヤーサプライヤーの指示に遵守していなかった」

 これに対しウイリアムズは、タイヤ温度が規定値内であることを証明する3つの独立センサーを備えていると反論、すぐに控訴することを明らかにしている。

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