2010ダカールラリーは3日目を迎え、フォルクスワーゲン・レーストゥアレグを駆るナッサー・アル-アティヤーがステージベストをマーク。総合でもトップに浮上した。ステージ1でトップだったホワン・ナニ・ロマ(BMW)はコーナーで曲がりきれずにロールし後退した。
この日はコルドバからラ・リオハを結ぶルートのステージ2。雨が降り、低い雲が立ちこめるコンディションとなり、滑りやすい路面にドライバーたちは苦しめられることとなった。その餌食となってしまったのが、初日トップのナニ・ロマ。右コーナーを曲がりきれず、崖からわずかに転落。2回転を喫するも、マシンとドライバーたちに大きなトラブルは無かった。しかし、これによりロマは後退してしまう。
一方、このステージ2でトップに立ったのはアル-アティヤー。「最初は注意深く走ったけど、泥で滑りやすいところを抜けてから少しプッシュした。リスクを負わない走りにしてはいいペースだったよ」という走りでステージベストを記録。総合でもトップに浮上した。
総合2番手はカルロス・サインツ(フォルクスワーゲン)。3番手にはステファン・ペテランセル(BMW)が続いている。ガソリンエンジンに換装した三菱レーシングランサーを駆るカルロス・スーザがステージ9番手タイムで、総合で7番手に浮上してきた。
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