ロータスのボスは、韓国GPでチームオーダーを出さなかったことをロメイン・グロージャンは納得していると述べ、キミ・ライコネンに最終結果では負けたもののグロージャンの走りは素晴らしかったと称賛した。

 韓国GPでグロージャンはレースのほとんどでセバスチャン・ベッテルに次ぐ2位を走行していたが、セーフティカー出動によってライコネンに追いつかれ、リスタート直後にミスを犯したためライコネンに抜かれた。

 その後、ペースで勝るグロージャンはチームに対し、自分を前に出すようライコネンに指示してくれと頼んだが、チームはこれを受け入れず、結局ふたりの順位が入れ替わることはなかった。

 レース後、グロージャンは次のように述べている。
「セーフティカーは僕にとってはマイナスに、キミにとってはプラスに働いた」
「僕は小さなミスをし、キミが前に出た。その後、イエローフラッグが出ていたために、僕はDRSを使うことができなかった」
「今日は僕の方が速かった。でもこのサーキットはオーバーテイクがほぼ不可能なんだ」

 ロータスのトラックサイドオペレーションズディレクター、アラン・パーマンは、グロージャンはレース後、今回はチームオーダーを出さないというチームの判断を受け入れたと語った。

「彼はイライラしていた。当然のことだ」とパーマンは述べている。
「今年我々は何度かキミをグロージャンの前に出した。だがその時オーバーテイクをさせるには適切な理由があった」
「だが(韓国では)ベッテルに勝つ現実的なチャンスはなかった。そのため、ふたりには最後までレースをさせた」
「彼は全く問題ない。『自分がミスをしたことは分かっている。そこから学ぶ』と彼は言っていた」

 チームプリンシパルのエリック・ブーリエは、グロージャンのパフォーマンスを称賛した。
「(彼の感情が高まっていたのは)当然のことだ。理解できる」とブーリエ。
「ドライバーが2位や3位に満足しないのを見るのは嬉しいことであり、我々はそれを望んでいる」
「(韓国ではライコネンより)彼(グロージャン)の方が速かった。だがそれでも順位を上げることができない場合もある」
「これで6戦連続ロメインはチームメイトに近い結果を出している。シンガポールではエンジントラブルがなければ彼は表彰台に上っていた」
「今の彼は我々が望んでいたロメインだ。彼は素晴らしい仕事をしている」
「我々は彼に賭けた。そして彼は期待どおりのパフォーマンスを見せてくれた」

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