フェラーリ会長ルカ・ディ・モンテゼモロが、力を発揮しきれなかった今年のフェリペ・マッサは、本物ではなく彼の兄弟だという冗談を言った。
今季マッサは新たなチームメイト、フェルナンド・アロンソほどのパフォーマンスを見せられず、アロンソは252ポイント獲得してランキング2位になったのに対し、マッサは144ポイントで6位だった。
「シーズン途中でフェリペは嫌になって兄弟をよこしたのだ」とディ・モンテゼモロは月曜、イタリアのジャーナリストたちに対してコメントしたとロイターが伝えた。
「このフェリペの評価は7マイナスだ。フェラーリでの初シーズンのアロンソには9.5を与えたい。しかし残念ながら彼をもってしてもタイトルは獲れなかった」
ディ・モンテゼモロは、2008年に不調の時期があったキミ・ライコネンに関しても似たような冗談を言ったことがあった。
一方ディ・モンテゼモロは、フェラーリを辞めて政界に入るのではないかとのうわさを否定した。
「自分の仕事をさせてくれ。フェラーリでやるべきことが山ほどあり、その状況に非常に満足している」