HRTのペドロ・デ・ラ・ロサは、F112の本格的なテストを行うことなく開幕戦を迎えるため、金曜と土曜のフリープラクティスを最大限に活用することが重要だと語った。
HRTは開幕前の合同テストでF112を走らせることができず、先週ビデオ撮影用の走行として、マシンのシェイクダウンを行った。
「冬の間、懸命に作業に取り組んできたが、ついにオーストラリアGPを迎える」とデ・ラ・ロサはコメントしている。
「コースを走り、マシンの情報を収集するのが楽しみだよ。金曜と土曜朝の走行時間を最大限に活用して、予選と決勝にベストの状態で臨めるよう準備を整える必要がある。事前に走行を重ねてからレースに向かいたかったが、事実上新しいチームで、100パーセント新しいマシンを作ったというのは大きな成果だと思う。僕らの目標は、忍耐強く努力し、いい仕事をすることだ」
「アルバートパークは大好きなサーキットだよ。さまざまなシケインやハードブレーキングする場所が多く、オーバーテイクの機会がたくさんある。アグレッシブにドライブしなければならないコースだ。たくさんの縁石を乗り越えなければならないが、そのへんは承知しているよ。マシンにおいて一番重要なのはブレーキング、トラクション、トップスピードだ。だからDRSは重要な役割を果たすことになるだろう」